所謂ケータイ連載なるものをやってみて、
酔いどれしどろもどろ、書き直しなし、一発勝負、5話完結です。
いい経験になりました。
もっと、具体的に五感に訴える描写をかきたかったのですが、
非常に難しい。
所謂、エロいのを書きたかったのですが・・・
それもまた難しく、結局田嶋陽子の受け売り的な思想が見られます。
しかしこれに懲りず挑戦したいです。!
シモーヌ
私はシモーヌ。20歳の美大生。パリ市内のアパルトマンで愛猫ディックと二人暮らし。男とはどうも合わないみたい。なんてゆうか勝手なの。私の何をわかって支配した気になってるのかしら。それに比べてディック、英語の名前のハニーちゃんは男の子。ほんと私を心得ている。私の美のテーマは円、丸、玉。自分が丸い球(たま)にトリツカレたって気づいたのはπ(パイ)の理論を数学の授業で聞いたとき。子供の頃、卵がなぜか好きだった。冷蔵庫を開けて眺めてなんてしょっちゅうだったわ。それをお尻の割れ目で割るのよ。私は尖ったものが大キライ。私がその先端で刺されるなんて身の毛がよだつわ…。つづく
アスパラガス
同じ授業で偶々友達になったサナエと大学の近所のチャイニーズレストランに行った。サナエは私より2歳上の日本人の留学生。サナエは少し汗ばんでいた。湿っぽく暑くなり始めた5月の昼下がりだった。私は春雨を食べた。サナエは野菜しか食べない。「シモーヌってほんと損してると思うわ。」サナエは悪戯そうに、そして私をからかうように、人参や大根と同じグラスに盛られたアスパラガスを取り出し、卑猥そうに口に運び、唇でキスするふりをして笑いころげた。一体何がおかしいのか私は即座にはわからなかったので、とりあえず笑い返した。本当はわかってたんだけれど、なぜかそこから会話を深屈させる気にならなかった。私にはわからない悦びをダシに時間なんてもたせられない。その後サナエとコーヒーを飲み時にうなだれ、気づくと西陽を背に、私自身の影を写すアパルトマンのドアの前に立っていた。つづく…
ディック
ドアを開けると部屋は暗かった。玄関から真っ直ぐ先にソファがある。私は吸い寄せられるようにソファに向かい、クッションに顔をうずめた。眠った。一瞬意識が覚醒したのだけれども、お尻のあたりにもこもこした感触があったのが気になって…。猫のディックだった。私はディックを胸に抱き寄せまたソファにうなだれた。午後の7時だった。消し忘れたパソコンがに気づいた。私の、正直言葉にしたくない不満と心の穴をディックは埋めてくれる。私はディックをぎゅっと抱きしめ靴を脱ぎ捨て、服も脱ぎ捨て、何故かブラだけつけたまま下半身は何も着けずの体になり、でもそのまま、またソファにうなだれた。ディックを抱きしめて。つづく…
トリップ
目覚めたら4時だった、やっぱり私は下半身に何もつけてなかった。おしっこに行きたかったのでそのままいった。私の知る限り、男のあれが私にも欲しい。昨夜のうなだれた憂鬱と演じる私を捨て去って、珈琲をがぶ飲みした。去年、あの男と町のフリマでかったスーツケースに、着替え3日分とパスポートとありったけの現金を投げ込んだ。そう、朝一の飛行機で大阪にいくことにしていた。学校にも休学届けを出していた。3000ユーロって日本円にするといくらぐらいになるかな。とりあえず。気持ちはいいわ。ディック、しばらくさよならね。私に大阪のことを教えてくれたサナエにディックを預かってもらうことにして、私は行くことにした。
終章。目覚め:女のさがと使命
空港から、天王寺ってところまで、1時間ぐらいかな・・・、エッフェル塔を模造したって言う、建築史の授業にでてきそうな話のあの通天閣をみた。私は、英語の街路図に従い山王3丁目まで歩いた。アムステルダムの花街の東洋版ね。彼女達はセックスってわかってるのかしら?私は自由に男を体験してきたけれど、結局何もわからず結局何かの代替的な心の充足を求めて心も体も彷徨っている。彼女達からみた私って単なる富裕層の馬鹿な金持ちのお嬢かしら、パリ産まれの。私は伝える人になりたい。あの娘たちも私と同じ女なんだもの・・・

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